2013年6月13日木曜日

ホシバナモグラについて

 以前、ハダカデバネズミの話を書きましたが、今日は、違う動物のお話を。

 みなさん、「ホシ」と「ハナ」と言ったら、何を想像しますか?
 ・・・そうです、モグラですね(笑)

 という事で、今日は、ホシバナモグラについてご紹介。

 ホシバナモグラって言うのは、こういう奴です。




 ・・・なんか、MIBにでてくる異星人みたいですが、もちろん、実在する動物です。

 こいつは、その名の通り、鼻が星みたいにブワァーっと開いてるのが、特徴的なんですが、この鼻は、餌を集める際に威力を発揮します。

 どういう用途で使われるのかというと、別に、嗅覚がものすごく強い訳でも、触手のように餌を掴むわけでもなくて、凄い敏感な触覚として使われます。
 この触覚鼻とも言うべき鼻で、ミミズや、小さい虫を感知します。

 ホシバナモグラは、体重がネズミ二匹分と、小型な割に、かなり食欲旺盛で、餌を捉えるためなら、例え、地の中、水の中・・といった感じで、駆けずり回るのですが、ホシバナモグラに限らず、モグラ自体が、普段から土の中で生活してるためか、目が退化しちゃって、ほとんど何も見えてないので、ホシバナモグラの、この一度見たら忘れられない鼻は、狩りの上で、大きな武器となっています。

 ホシバナモグラは食欲旺盛と書きましたが、モグラ自体が、常に飯食ってないと駄目な動物で、彼らは、胃袋に12時間以上、食べ物がはいってないと、餓死してしまいます。
 食べないと、ストレスで死んじゃうとかではなくて、餓死しちゃうそうです。

 じゃあ、モグラはどうやって生活してるかというと、地中にトンネルを作って、そこを巣として生活して、たまたまトンネルに、獲物が引っかかって、落下したら、それを捉えて、食用とする・・という、計算しつくされた生活を送ってます(笑)

 ここまで計算しつくされたライフスタイルだと、当然、餌不足に陥ることもたまにはwあるので、対策として、麻酔成分を含ませた唾液を、噛んだ際に獲物に送り込んで、餓死状態にして、巣に貯蓄する習性をもつものもいるそうです。

 ホシバナモグラの話に戻ります。
 ホシバナモグラの鼻には、左右それぞれ11本づつ突起がついているんですが、彼らの凄いところは、この超敏感な突起(なんか、いやらしい・・)に、脳が対応していて、脳にある「大脳新皮質」という部分の「一次体性感覚野」に、この22本の突起に対応した体性感覚地図があるそうです。

 ・・いつものことながら、自分で書いてて頭痛くなってきましたが(^_^;)、大脳新皮質ってのは、この部分です。


 


 そんでもって、体性感覚をつかさどるのは、中心後回という部分(下の赤い部分)です。




 ここでは、例えば、手の感覚ならこの部分で処理する・・、足の情報ならここ・・って感じで、感覚に関する情報が整理されます。




 で、ホシバナモグラの凄い部分は、上の図みたいな感じで、左右それぞれ11本の鼻の突起に対応した体性感覚地図を大脳新皮質に持ってるところで、これにより、あの独特の鼻は、ただの敏感な鼻ってだけでなく、脅威的なセンサーとして機能します。

 と、まあ、ホシバナモグラの生態について、ざっと書いてみましたが、もっと、詳しく知りたいという方は、各自でググってください。

 あと、今回紹介した脳についての記述も、いつものごとく、俺自身もよく理解していないので(おいw)、見る人が見たら、「違えよ・・」なんて部分もあるかもなので、詳しく知りたい方は、ウィキペディア様に伺ってください。
 
 と、いつもの丸投げが決まったところで(ホント、駄目な大人だ・・)、最後に、「モグラ飼ってみたいなぁ・・」という方に一言だけ。

 ・・あいつら、めちゃくちゃ食うから、餌の管理には、くれぐれもお気をつけ下さいませm(__)m

 

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