2013年6月12日水曜日

スパイダーマン感想

 こないだ、DVDの整理していたら、なんか久しぶりに見たくなった作品がいくつかでてきたので、まとめて観たんですよ。
 なので、今日は、その話を。
 
 え?お前、映画なんか嗜むの?って思う人もいるでしょうが、僕だって、映画の一本、二本くらいは観ます。
 ただ、映画館でじっとしてる事ができないだけです(駄目な大人w)

 それで、今日、感想、書こうと思うのはこの作品。

 「スパイダーマン」

 ・・・はい、そこ、「やっぱりね・・」とか言わない(笑)

 まあ、落ち着きないので、どうしてもこういう感じの映画位しか見れないんですよ・・何かの間違いで、大人になっちゃった子供だもんで(^_^;)

 というわけで、スパイダーマンの感想なんですが、ストーリーとしては、奥手な高校生のピーターパーカーが、社会見学で訪れた大学の研究室で、遺伝子改良された蜘蛛に噛まれたことで、驚異的な能力を手に入れて、色々、紆余曲折を乗り越えながらも、スーパーヒーロー・スパイダーマンとして、成長していく・・て感じですかね。

 この手のヒーロー物って、大きく分けて、ヒーローになるべくしてヒーローになるパターンと、突発的な事故等で、ヒーローになっちゃうパターンの2つに分かれると思うんですが、このスパイダーマンは後者のパターンですね。

 アイアンマンのトニースタークなんかは、テロ組織に拉致られたことがきっかけになったとはいえ、自身の力で、パワードスーツを作り出してるって部分では、「ヒーローになるべくしてなるパターン」だとは思うんですが、俺は、どちらかというと、「ヒーローになるべくしてなるパターンの方が好きですね。

 戦隊モノなんかだと、ヒーロー役の人間が何人もいるから、突発パターンとかのほうが、好きなんですが、こういうヒーロー一人パターンだと、なるべくしてヒーローになったパターンの方が、ヒーローの絶対的な感じが目立って、好きです。

 突発ヒーロー型の好きな部分としては、主人公がヒーローになるきっかけとなった出来事が、主人公以外の人間に及ぶ事で、新しい敵なり、味方なりが増えるところにあるんですが、このスパイダーマンでは、そういった部分は無くて、今作の敵であるノーマンが、グリーンゴブリンの力を手にする理由が、実験中に投与した、パワー増強剤の副作用っていう点が、ちょっと特徴的だなと思います。

 普通は、ピーターが、遺伝子改良された蜘蛛に、噛まれた事でスパイダーマンになるなら、その蜘蛛に噛まれた人間が、実はもう一人いた・・みたいな感じで、「生物の遺伝子改良実験」によって、スパイダーマンの対となる存在が設定されるもんなんだけど、グリーンゴブリンの誕生の過程を、別に用意しておくことで、スパイダーマンになってしまったピーター・パーカーと、グリーンゴブリンを造ってしまったノーマン・オズボーンっていう、決定的な違いを明白にしてるのが、面白いなぁと思う。

 ピーターはベンおじさんの件があるから、ヒーロー路線を突き進むっていうのは、分かるけど、もしノーマンも、「遺伝子改良実験」関連の事故に巻き込まれた人間だったら、ノーマンが悪の路線を突き進む理由としては、弱く感じちゃうから、映画内のボスとしては魅力減だけど、自身が開発した「パワー増強剤」のせいで、グリーンゴブリンになっちゃったことで、ある意味、因果応報の「悪になるべくしてなってしまった悪者」パターンが成立するから、ノーマンとピーターの内面の部分や、その周りの人間ドラマにも、グッと深みが出て、面白い。

 その上で、ノーマンが、同じ「脅威的な力を持ってしまった存在」であるピーターに、仲間になるように持ちかけるシーンを見ると、「人には言えない苦悩を、唯一共有できる相手」と言う部分と、「相容れない方向性」との間で、板挟みになる両者の心に、結構感情移入させられて、それでいて、ストーリー的には、このシーンによって二人の対立関係が浮き彫りになってしまうという重要なシーンに、気付けば、どんどん物語に入り込まされていっていると。
 
 その対立関係は、ゴブリンが叔母さんを襲ったところで、決定的になり、双方の対決は避けられないものとなって、ラストの対決シーンに向かっていきます。

 ラストの対決シーンでは、ヒロインのM・Jを巻き込んで、壮大な対決となりますが、このシーンは、二人の対決よりも、NYの街の人たちが、スパイダーマンを助けるために、ゴブリンに物を投げつけるシーンが印象的で、けっこうグッときちゃいました。

 対決が終わると、本来ならハッピーなエンディングで終わるところですが、次回に含みを持たせながらも、結構しんどいラストで物語は終わりを迎えます。

 だけども、爽快感は全く無いのか?と言われると、そんなこともなくて、ヒーローとして生きていくことを決意したピーターは結構格好良いです。

 多分、それは、ゴブリンとの対決シーンで、NYの街の人たちが、スパイダーマンを助けるために、行動を起こしたことが、ヒーローとして生きていくピーターを肯定する役割を担っていたからだと思うので、そういう部分で、このNYの人々がゴブリンに物を投げつけるシーンは、好きです。

 ・・といったところで、駆け足でしたが、スパイダーマンの感想どうだったでしょうか?
 俺は、疲れました(笑)

 じゃあ、なんで書いたの?って聞かれたら・・なんでだろ?
 まあ、たまには、こんな感想文を書いてみたかったんですよ・・はいm(__)m

 余談ですが、アメイジング・スパイダーマンでは、設定も敵もちょいちょい変わっていますので、興味ある方は、そちらもどうぞ。


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